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ごはんがたけるにおい・・・ どこかの夕食のにおい・・・ 帰り道のきんもくせいの香り・・・ 洗濯ものにのこる「おひさま」の香り・・・ こどもが近寄った時のにおい・・・ 訪れた旅館で、落ち着くお香の香り・・・ いただいた花束の素敵な香り・・・ 優しい香りは、心をほぐしてくれます。 そんな体験を、わたしも、私の周りの人もできるといいな、と 思いながら、 ひとりっこを育てる私の日記です。
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本日の天声人語を、朝日新聞デジタルでよんでいると、
なんとも風流な文面だった。

とっても、読んで、ほっとしたので、
こちらに、書き留めておこうと思う。

このような、じっくり物事を考える機会が減ってきたのは、
自分が社会人となったときに、「すべて成果主義」という世の中になったころからのような気がする。
成果があがらないものは、「無駄」という意識。
そうやって、国際社会で勝ち残ってきたのだろうが、
一つの作品を年単位で作り上げるような、大切な文化は、
そぎ落とされてきたような気がしている。

昨日の「金スマ」で、聴力をうしなった作曲家が、交響曲を作り上げるお話をみていた。
彼が音大にすすもうとしたころ、最近の音大では、手間も時間も労力も、個人の力量も問われる交響曲を
作ろうという授業が減っている、ときいて、天才的な音楽の能力をもっていた彼は独学を決めた、という
下りがあった。


「クリック」ひとつで、モノが解決し、
そして、
早急な対応のみを追求する。

何かわすれてないか、と夕べは、大きな満月をみて、ふと、思った。





~~~~~~~以下、天声人語、より。


あさっては早世の詩人、中原中也の生まれた日である。
名詩があまたある中で、妙に心に残るのは詩集「在りし日の歌」にある「月」の書き出しだ。
〈今宵(こよい)月はみょう荷(みょうが)を食ひ過ぎてゐる……〉。
この月はいつの月だろうと、思いめぐらしたことがある
▼ミョウガだから夏だろうか。でも、この物憂(ものう)さは春ではないか。潤むような夜に昇った、どこか重たげな月――。若い日に読んだ懐かしい詩句を、ゆうべが春の満月だと知って胸に浮かべた

▼春の月を詠んだ名句もあまただが、一句を引くなら一茶の〈春の月さはらば雫(しずく)たりぬべし〉か。満月であろう。指で触れれば雫がしたたるようだと。刃物を思わせた冬の冴(さ)えから、にじむような肉感を身にまとって、春の月は夜に浮かぶ

▼「季節のことば36選」というものを、おととい日本気象協会が発表した。公募で集まった約1600の言葉から選んだといい、賛否を交えて話題を呼びそうだ。「おぼろ月」も入った。湿潤が輪郭をぼやかす図に、人は春を感じるらしい

▼そして始まったゴールデンウイークは、立夏と重なり季節を回す。といっても列島は長い。梅、桃、桜などの開花前線はようやく津軽海峡を越えていく。暖地では順に咲く花が北国では一斉に開き、天下の春を集めたような百花繚乱(ひゃっかりょうらん)となる

▼連休の旅は、夏を迎えに南へ行くか、春を追って北へ向かうか。もちろん帰郷も悪くない。〈これが私の故里(ふるさと)だ/さやかに風も吹いてゐる〉。中也の詩に、そんな一節があったっけ。
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自分の暮らしを整えていかないとと、思う毎日。
医療従事者であり、ハハです。
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